家族円満の大事な秘訣

世の多くの男性は、朝早く起きて出勤し、フルタイム働き続けてさらに残業。疲れて家に帰ると元気いっぱいな子供達が遊んでと言い、妻は今日の出来事や愚痴を話してくる。
そうした状況が続けば、いい加減少しは休ませて欲しい!という感情が起きるものです。

しかし、大変なのは夫だけではありません。

1日を妻の目線から見ると、朝早く起きて朝食の準備を行い、夫と子どもを職場と学校や保育園等に送り出し、掃除洗濯を自分以外の家族の分、全てをこなす。もし、共働きをしている人であれば仕事をして、勤務後には夕食の準備を兼ねて買い物へ行きます。
帰宅したら洗濯をたたみ、食事の準備をして、帰ってきた子供達の相手をします。学校で子供が問題を抱えたらそれについても対応しなければなりません。女性は自分の時間がまるで無く、非常に多くの仕事をこなしています。

そうした中で、自分だけでは対処できない問題や愚痴を夫に相談して、相手をしてもらえなければ苛立つのは当然の話です。
家庭を守るというのは大変な共同作業です。そこに夫婦のコミュニケーションがなければ、お互いの心の距離はどんどん空いてしまいます。

家族円満にしたいのであれば、夫婦が相手の気持ちを理解しようとすることが大事です。夫であれば帰宅後でもまず妻の話を聞いてあげるましょう。そしてきちんと家庭を守ってくれていることに感謝しましょう。
その際に、妻の負担を軽減するため一緒にお皿を洗う手伝いしたり、洗濯物を一緒にたたむなどして協力しつつ話を聞いてあげることができれば、家庭の雰囲気は一気に変わるでしょう。
また、妻の方も夫が協力してくれた時には、上手ではなかったとしても「ありがとう」と言葉をかけてあげることが大事です。

このように、夫も妻もこまめに感謝の気持ちを伝えることが重要です。「これくらいしてくれて当たり前」という傲慢な気持ちが出てきてしまうと、どんどん二人の関係に亀裂が入っていきます。

フルで働く男性は責任が大きく、もちろん大変ですが、子育てをしながら働く女性の大変さも半端ではありません。家庭・仕事・育児とこなす女性は、とにかく自分の時間がありません。一人の時間が持てないストレスに苦しみながら、常に子どもたちの面倒を見なければいけないため、自分の感情をコントロールするのが難しくなったりします。
夫はその大変さを理解し、たまに子どもの面倒を見て妻の自由時間を作ってあげることが大切です。

実際、日本の母親は世界的にも働きすぎだと言われています。昔までは女性が家庭を守るべきだという風潮がありましたが、そんな古い常識を鵜呑みにする必要はなく、ましてや外に出て働いているのであれば、しっかりと休息する時間は確保しなければなりません。

「母親として頑張らないと」と一気に背負うと、いずれメンタルが崩壊してしまいます。そうならないためにも、仕事と家庭の両立がきつくなったら、積極的に夫や友人、両親など周囲の人に頼りましょう。自分だけで問題を抱えないためには、働きながら家庭を守るコツを調べておくことも大切です。